
ノースフェイスのリュック「ホットショット27L」ってどんな使用感なんだろう?
実際に使っている人のレビューが知りたい。
今回は上記の方へ向けて、「ノースフェイス ホットショット 27L」(THE NORTH FACE HOT SHOT 27L )を使ってみたレビューをしていきます。
本記事の内容
- 基本情報まとめ
- 旧作や韓国ノースフェイスとの違い
- 実際に使ってみてわかった感想レビュー
- 性能を7項目で評価
- 類似・ライバル商品を解説
スペックや詳細情報を盛り込みつつ使用感を詳しく書いていくので、
- どういった特徴を持っているのか知りたい方
- 使用感やサイズ感、感想が気になる方
はご覧ください。
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
解説動画はコチラ↓
ノースフェイス ホットショット 27L NM72302の基本情報・スペックまとめ
サイズ | 幅30.5㎝×高さ50㎝×奥行20㎝ |
容量 | 27L |
重さ | 約920g |
素材 | 底⇒840デニールリサイクルナイロン
底以外⇒420デニールリサイクルナイロン |
型番 | NM72302 |
人気のある定番サイズの27Lの仕様。
沢山荷物を詰められるリュックを使いたい方に向いているタイプです。

素材は底の部分が840デニールリサイクルナイロン、その他の部分が420デニールリサイクルナイロン。
リサイクル素材が使われた地球に優しいリュック。
色のラインナップ
カラーは10種近くあります。
ブラック/サミットゴールド/ブラック×サミットゴールド
TNFブラック×TNFレッド/TNFブラックトポプリント
TNFネイビー/TNFパープル/アーモンドバター

人気なのは「ブラック」。
毎年入れ替わりで色んなデザインが発売されている。
新型と旧作やCL、NM72302とNM72202、韓国ノースフェイスとの違い
ホットショットは旧作などいくつか似たモデルがありますが、違いをまとめると以下の通りとなります↓
〇ホットショット 27L NM72302(新型 この記事で解説)
⇒2023年から展開中。
〇韓国ノースフェイス ホットショット 28L
韓国製であり、日本のホットショットとサイズや素材、デザイン、付いているラベルなどに違いアリ。
少し安い。
偽物じゃないけど、日本製とは質感が違うらしいので注意。
〇ホットショット 27L NM72202
⇒2022年に展開、サイズや仕様は全てNM72302と同じ。
社内事情で発売時期によって型番を変えただけ。
〇ホットショット クラシック(CL)
⇒2019~2020年に展開。旧作。
新型のNM72302との違い↓
・ウェストベルトが取り外し式ではなく収納式
・素材及び仕切りの構造
・容量、サイズ、重さ

間違えないように要チェック!
飛行機の機内持ち込みは可能
一般的な飛行機の国内線・国際線の機内持ち込みできるリュックの大きさは3辺の合計が115cm以内。
なおかつ3辺それぞれの長さが55cm×40cm×25cm以内で重量10kgまでとなっています。
ホットショットは幅30.5㎝×高さ50㎝×奥行20㎝なので、機内持ち込み可能です。
ノースフェイス ホットショット27Lのデザイン・外観レビュー
次に外観についてレビューを書いていきます。
正面
無駄のないシンプルかつオーソドックスなフォルム。
街歩き・通勤・通学・レジャー・旅行等、ジャンルを問わず背負えるデザインです。

カッコいい!
結構しっかりとした素材(420デニールリサイクルナイロン)を使い、耐久性がありそうな見た目です。

撥水加工が施されていて、多少の雨なら弾く仕様。
前面部の中央にある波打ったナイロンベルトは「デイジーチェーン」と呼ばれるパーツで、本格的な山登りではカラビナや紐を通して登山用具をぶら下げておけます。
一回り大きいサイズの「ビッグショット33L」と並べてみるとこんな感じ↓
ホットショット27Lとビッグショット33Lの比較記事はコチラ↓

ロゴ
ロゴは刺繍が施されているタイプ。
「THE NORTH FACE」の文字がカッコよく仕上がってます。

定番ロゴ。
下部にも「HOT SHOT」と刺繍が施されていて、反射板も付いています。

この反射板にはクリップ式のリアライトを付けられるようになっているから、夜間でのアウトドアで使えると思う。
ファスナー部分
ファスナーは安心安全のYKK製。
大きく頑丈です。
一番大きな収納スペースのファスナー部分には雨避けのための被せ/ジッパーフラップが付いていて、少量程度ならファスナー部分からの雨の侵入を防げる仕様。
被せをめくるとこんな見た目になります。
めくった方が開閉はスムーズなので、雨が降っていない時はめくっておくのもアリだと思います。
側面
側面にはポケットがそれぞれ1つずつ配備。
500mlのペットボトルと折りたたみ傘を収納できます。
サイドベルト(コンプレッションベルト)が左右に2つずつ付いていて、幅は絞れるので荷物が少ない時は薄めの見た目にできます。(下のベルトは飲み物の固定にも役立つ)

中身が少ないとリュックの中で物が動いて疲れるけど、コンプレッションベルトで幅を絞ると、荷物の揺れが減らせる。
背面部
背面部はメッシュ素材が使われていて、通気性が良い。
背骨が当たる部分に溝を設けた「スパインチャンネル構造」によって負担が少なく、疲れにくい作りとなっています。
メッシュの表面には溝が複数あり、蒸れを逃がす作り。
さらに柔らかくクッション性があるので、背負い心地はバツグンの印象です。

クッションがかなり厚め。
ソフト。
ショルダー部分は太くて厚めのしっかりとした質感のパッドを採用。
肩への負担を減らしつつ、通気性を高める特殊な構造となっています。

ショルダー部分の裏側はメッシュ素材。
蒸れにくい。
ショルダーの左側にはストラップなどを付けておけるパーツ(Dストラップ)があり、右側にも反射板兼マジックテープがあり、物を取り付けられるようになっています。
チェストベルトとウエストベルトがあり、装着するとリュックと体との密着度が上がって揺れが減り、疲労軽減に役立ちます。(パーツは大きく耐久性のありそうなガッチリ系)

登山など、重い荷物を背負ってハードに動く時に役立つ。
なで肩の人でもチェストベルトを付ければショルダーのズレ落ちがなくなり、ストレスが減る。
チェストベルトは上下にスライドさせて位置を変えられるので、体格に合わせて調整しやすいです。
ウエストベルトは取り外し可能。
結構しっかり備え付けられているので、外すのに5分程度時間がかかりますが、使わなくて邪魔な時は外しておくとスッキリとした見た目になります。

前作のホットショットクラシックはウエストベルトを収納するスペースがあったけど、今作は取り外せる仕様になった。
底
底の部分は耐久性に優れた厚手の素材(840デニールリサイクルナイロン)を使っていて擦っても傷が付きにくい作り。
上部
上部には手持ちできる取っ手が一つ。
持ち運ぶこともできます。
また、穴が開いていて「ハイドレーション」という水分補給方法にも対応可能。
リュック内の水袋に取り付けたチューブを穴に通すことで歩きながら水分補給できます。

本格的な登山で使うやつ。
モバイルバッテリーのコードを通して充電しながらスマホを操作する使い方もできる。
内部に水袋を取り付けられるマジックテープもありますが、これも使わない時は別の物をひっかけておけます。
背負ってみた状態の見た目
背負ってみた着用イメージを見ていきます。(身長175㎝/男)
〇中身空っぽの状態で背負ってみた後ろからの様子↓
〇中身空っぽの状態で背負ってみた横からの様子
〇荷物をマックスで入れた状態で後ろから見た様子
〇荷物をマックスで入れた状態で横から見た様子
丁度良いサイズ感の印象です。
ノースフェイス ホットショット 27Lの機能性・ポケットレビュー
次に機能性や各部分のポケット・内部構造を見ていきます
メイン収納1
メイン収納は広々とした作り。
着替えやテキストなど、なんでも入る感じです。

街歩きや通勤・通学などの普段使い、もしくは1泊2日の小旅行とかにピッタリ。
背面部に「15インチ以下のPC収納スペース」と「タブレット用収納スペース」がそれぞれ1つずつあります。

奥の方がPC用、手前がタブレット用。
PC用の方が深く、タブレット用の方が浅い作り。
「ネオプレーン」と呼ばれる、耐熱性や耐寒性、耐久性に優れた素材を使っていて、生地に少し伸縮性があるのが特徴的。
背中部分のクッションはかなり厚く弾力があるので、パソコンやタブレットを入れておいても安心だと思います。

クッション薄いと心配になるけど、ホットショットは安心感がある。
手持ちの15.6インチのパソコンはPC収納スペースに入らないのですが、普通の収納スペースの所には入りました。
(※PC収納スペースは一応15インチまでのパソコンが入るとされていますが、パソコン本体が分厚い場合は14インチ辺りが限界だと思います)
タブレット用のスペースにはkindleがすっぽり入ります。
メイン収納2
メイン収納の手前にもう一つ大きめの収容スペースあり。
こちらは色々区分けされているポケット付きなので、小物類を入れるのに適しています。
上部のポケットはメッシュ状。(ファスナーはYKK製)
内部にはフックが付いていて、鍵などを引っかけておけます。
下部にもポケットが二つあります。
小物を入れるとこんな感じになります。
自立力について
リュックの構造的に下に置いた時に地面に対して少し前傾姿勢になりやすい。
荷物が少ない時や上の方に重いものを入れると倒れやすいですが、底の方にある程度の荷物を詰めておくと自立する感じです。

荷物の入れ方によって倒れたり自立したりするタイプ。
ノースフェイスのリュックで自立力が良いタイプが欲しいなら底が平らな「ヒューズボックス2」や「ボルト27L」がおすすめです。
実際に荷物がどれだけ入るか実験
実際に荷物が最大どれだけ入るか試してみた結果、これだけの量が入りました↓
【メインの収納スペース①】
パソコン(15.6インチ)/お弁当箱
タオル/スポーツウェア上下(半袖半ズボン)
パーカー/スウェット
【メインの収納スペース②】
筆箱/ノート・テキスト類10冊/財布
【サイドポケット】
500mlのペットボトル/折りたたみ傘

たっぷり入る。
ノースフェイス ホットショット 27Lのメリット
ホットショット27Lを使ってみて感じたメリットは以下の通り。
収納スペースが広め
背負い心地が良い
耐久性が高め
ウエストベルトが取り外せる
撥水加工がありがたい
カラーのラインナップが豊富
収納スペースが広め
27Lの設計ということもあり、大きな収納スペースが2つあるので、十分に荷物が入る。
もっと大容量が良いなら一回りサイズの大きい「ビッグショット33L」の方が良いと思いますが、普段使いや小旅行程度なら十分カバーできると思います。
背負い心地が良い
背中が当たる部分は柔らかく通気性に優れている。
また、背骨の形に沿って作られた溝「スパインチャンネル構造」によって、背骨への負担が少なく、ピッタリフィットした背負い心地で快適さがバツグンです。

肩に当たる部分のパッドは厚く作られていて痛くなりにくいのもポイント。
耐久性が高め
外側も内側も全体的に高耐久な素材を使っていて、生地が頑丈な印象。
ファスナーはYKK製、ショルダーベルトやチェストベルトなどのパーツは大きめのガッチリタイプで、底も傷が付きにくい素材。
背中部分の厚みもだいぶあり、クッション性が高めです。

ハードな使用にも耐えられる作り。
パソコンとか入れておいてもまあまあ安心。
ウエストベルトが取り外せる
ウエストベルトは取り外し可能な仕様。
取り外しがしにくい点はイマイチですが、軽い荷物しか入れない時や、見た目のデザイン的にベルトが必要無い人にはメリットだと思います。
撥水加工がありがたい
撥水が施されているので、少量の雨くらいなら大丈夫な仕様。
この点はメリットです。
カラーのラインナップが豊富
10種類くらいカラー展開されているので、好みのデザインを選びやすいと思います。
ノースフェイス ホットショット 27Lのデメリット
ホットショット27Lを使ってみて感じたデメリットは以下の通り。
重量がそこそこある
値段は平均的
防水加工ではない
重量がそこそこある
約920gの設定で、25L前後のリュックの中では割りと重い。
素材がしっかりしていて高耐久ゆえにこの点は仕方ないですが、軽さを最重視するなら向いてないと思います。
値段は平均的
価格は特に高すぎないですが、安すぎることもない印象。
頑丈な作りで長く使えるタイプではありますが、コスパや軽さ重視なら「ボルト27L」やコールマンの「ウォーカー25」や「ウォーカー33」の方がおすすめです。
防水加工ではない
ホットショットは撥水加工で完全な防水加工じゃないので、濡れることが予想されるシーンで使うならちょっと微妙。
同じくノースフェイスから発売されている「ヒューズボックス2」はホットショットより少し重くはなりますが、雨に強い仕様なので、防水対策のリュックが欲しい方にはおすすめです。
性能を7項目で評価
性能を7項目で評価していきます。【各10点満点】
収容力:8.5/10点
大きな収納スペースが2つある27Lなので、収納力はまあまあだと思います。
背負いやすさ:9.5/10点
先述した通り、背中が当たる部分は柔らかくて通気性が良く、さらに背骨部分の負担を減らす構造になっている。
ショルダー部分のパッドは厚く作られていて、バツグンに背負い心地が良いと思います。

ウエストベルトとチェストベルトが備え付けられている所も高評価ポイント。
機能性:9~9.5/10点
背負い心地や耐久性、通気性について多くの工夫が施されていて、ウエストベルトとチェストベルトも装備。

ウエストベルトは取り外し可能。
撥水加工もされていてハイレベルな機能性という印象です。
軽量性:8/10点
約920gの設定は25L辺りのリュックの中ではやや重めの部類。
重すぎることはないですが、同じ位の大きさでもっと軽いリュックが良いなら「ボルト27L(約720g)」や「ウォーカー25(約580g)」の方が向いています。
頑丈さ:9~9.5/10点
頑丈さはアウトドア用リュックの中でかなり優れている印象。
底は840デニールリサイクルナイロン、その他の部分は420デニールナイロンを使っていて、衝撃や傷に強く、ファスナーはYKK製、そして各パーツも大きめで耐久性が高いと思います。

重さがある分、頑丈な作り。
壊れにくいと思う。
デザイン・質感:9/10点
非常にオーソドックスなデザインですが、質感は高級な感じ。
大人気ゆえにカラーのラインナップが沢山あるので、その点も非常にメリットだと思います。
コスパ:8/10点
コスパは標準的。
もっと安いリュックは沢山ありますが、機能性が高く、収納力も良好で頑丈な作り。
そして何より信頼と実績のある「ノースフェイス」の主力リュックなので、決して高すぎることはないと思います。

高品質で長く使える逸品。
類似・競合リュックの紹介
ライバルリュックを紹介していきます。
ノースフェイス ビッグショット 33L
幅32.5㎝×高さ54㎝×奥行20㎝の33Lバージョン。
ホットショットと同格の機能性を持ちつつ、一回り大きいサイズのリュックを使いたい方におすすめです。

ホットショットに並ぶ大定番。

ノースフェイス BC ヒューズボックス2
ボックス型の人気リュック。(幅31.5㎝×高さ45.5㎝×14㎝、約1065g、30L)
四角い形状で雨に強いタイプが良いならヒューズボックスの方がおすすめです。

教科書などの四角いものを入れるのに適したタイプ。
自立しやすい。
ノースフェイス ボルト 27L
コスパと軽量性に優れた人気リュック。(幅30㎝×高さ47㎝×奥行18㎝、27L、約770g)
耐久性や機能性はホットショットに負けますが、もっと安くて軽いリュックを使いたい方にはおすすめです。

ベルトなどの装飾が少なく、各パーツの頑丈さもホットショットと比べるとそこそこな感じだけど、シンプルでスッキリとした見た目。
ホットショットやビッグショットの約半額の価格設定。

コールマン ウォーカー 25
コスパと軽量性に優れたウォーカーシリーズの幅31㎝×高さ45㎝×奥行20㎝の25Lバージョン。
耐久性や機能性はホットショットに負けますが、もっと安くて軽いリュックを使いたい方にはおすすめです。

系統的にはボルト27Lに似ているけど、ウォーカー25の方がベルトなどの装飾が多く、機能性があり。軽い。
ボルト27Lは装飾が少なく、シンプルでスッキリとした見た目。

ノースフェイス ホットショット27Lはこんな人におすすめ
- 快適な背負い心地を求める人
- 広々とした収納スペースが欲しい人
- 耐久性重視の人
- 機能性重視の人
こんな人には向いてない
- 完全防水仕様を求める人
- 価格の安さ重視の人
- 軽さ重視の人
機能性と耐久性の高さが魅力の大定番リュック
今回は「ノースフェイス ホットショット 27L」のレビューを書いてきました。

心地良い背負い心地、優れた機能性と耐久性が魅力のリュック!
荷物がいっぱい入り、背負いやすく、なおかつ機能性と耐久性にも優れた超定番の人気リュックを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回は以上です。
【今回紹介したリュック&バッグ一覧】