
ノースフェイスのリュック「ビッグショット33L」ってどんな使用感なんだろう?
実際に使っている人のレビューが知りたい。
今回は上記の方へ向けて、「ノースフェイス ビッグショット 33L」(THE NORTH FACE BIG SHOT 33L )を使ってみたレビューをしていきます。
本記事の内容
- 基本情報まとめ
- 旧作や韓国ノースフェイスとの違い
- 実際に使ってみてわかった感想レビュー
- 性能を7項目で評価
- 類似・ライバル商品を解説
スペックや詳細情報を盛り込みつつ使用感を詳しく書いていくので、
- どういった特徴を持っているのか知りたい方
- 使用感やサイズ感、感想が気になる方
はご覧ください。
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
ノースフェイス ビッグショット 33L NM72301の基本情報・スペックまとめ
サイズ | 幅32.5㎝×高さ54㎝×奥行20㎝ |
容量 | 33L |
重さ | 約1000g |
素材 | 底⇒840デニールリサイクルナイロン
底以外⇒420デニールリサイクルナイロン |
型番 | NM72301 |
大容量の33Lの仕様。
沢山荷物を詰められるリュックを使いたい方に向いているタイプです。

素材は底の部分が840デニールリサイクルナイロン、その他の部分が420デニールリサイクルナイロン。
リサイクル素材が使われた地球に優しいリュック。
色のラインナップ
カラーは10種近くあります。
ブラック/RDアイボリーHD/TNFネイビー
ティンバータン/ニュートーグリーン/ティンバータン
ジンググレーレザー/ユーティリティブラウンカモ

人気なのは「ブラック」。
毎年入れ替わりで色んなデザインが発売されている。
新型と旧作、NM72301とNM72201、韓国ノースフェイスとの違い
ビッグショットは旧作などいくつか似たモデルがありますが、違いをまとめると以下の通りとなります↓
〇ビッグショット 33L NM72301(新型 この記事で解説)
⇒2023年から展開中。
〇韓国ノースフェイス ビッグショット 30L
韓国製であり、日本のビッグショットとサイズや素材、デザイン、付いているラベルなどに違いアリ。
偽物じゃないけど、日本製とは質感が違うらしいので注意。
〇ビッグショット 33L NM72201
⇒2022年に展開、サイズや仕様は全てNM72301と同じ。
社内事情で発売時期によって型番を変えただけ。
〇ビッグショット 2 32L NM71450
⇒2014~2015年に展開。
新型のNM72301との違い↓
・ウェストベルトが取り外し式ではなく収納式
・素材及び仕切りの構造
・容量、サイズ、重さ

間違えないように要チェック!
飛行機の機内持ち込みは可能
一般的な飛行機の国内線・国際線の機内持ち込みできるリュックの大きさは3辺の合計が115cm以内。
なおかつ3辺それぞれの長さが55cm×40cm×25cm以内で重量10kgまでとなっています。
ビッグショットは幅32.5㎝×高さ54㎝×奥行20㎝なので、機内持ち込み可能です。
ノースフェイス ビッグショット 33Lのデザイン・外観レビュー
次に外観についてレビューを書いていきます。
正面
無駄のないシンプルかつオーソドックスなフォルム。
街歩き・通勤・通学・レジャー・旅行等、ジャンルを問わず背負えるデザインです。

カッコいい!
結構しっかりとした素材(420デニールリサイクルナイロン)を使い、耐久性がありそうな見た目です。

撥水加工が施されていて、多少の雨なら弾く仕様。
前面部のサイドにある波打ったナイロンベルトは「デイジーチェーン」と呼ばれるパーツで、本格的な山登りではカラビナや紐を通して登山用具をぶら下げておけます。
一回り小さいサイズの「ホットショット27L」と並べてみるとこんな感じ↓
ホットショット27Lとビッグショット33Lの比較記事はコチラ↓

ロゴ
ロゴは刺繍が施されているタイプ。
「THE NORTH FACE」の文字がカッコよく仕上がってます。

定番ロゴ。
下部にも「BIG SHOT」と刺繍が施されていて、反射板も付いています。

この反射板にはクリップ式のリアライトを付けられるようになっているから、夜間でのアウトドアで使えると思う。
ファスナー部分
ファスナーはすべて安心安全のYKK製。
大きく頑丈です。
一番大きな収納スペースのファスナー部分には雨避けのための被せ/ジッパーフラップが付いていて、少量程度ならファスナー部分からの雨の侵入を防げる仕様。
被せをめくるとこんな見た目になります。
めくった方が開閉はスムーズなので、雨が降っていない時はめくっておくのもアリだと思います。
側面
側面にはポケットがそれぞれ1つずつ配備。
500mlのペットボトルと折りたたみ傘を収納できます。
サイドベルト(コンプレッションベルト)が左右に2つずつ付いていて、幅は絞れるので荷物が少ない時は薄めの見た目にできます。(下のベルトは飲み物の固定にも役立つ)

中身が少ないとリュックの中で物が動いて疲れるけど、コンプレッションベルトで幅を絞ると、荷物の揺れが減らせる。
背面部
背面部はメッシュ素材が使われていて、通気性が良い。
背骨が当たる部分に溝を設けた「スパインチャンネル構造」によって負担が少なく、疲れにくい作りとなっています。
メッシュの表面には溝が複数あり、蒸れを逃がす作り。
さらに柔らかくクッション性があるので、背負い心地はバツグンの印象です。

クッションがかなり厚め。
ソフト。
ショルダー部分は太くて厚めのしっかりとした質感のパッドを採用。
肩への負担を減らしつつ、通気性を高める特殊な構造となっています。

ショルダー部分の裏側はメッシュ素材。
蒸れにくい。
ショルダーの左側にはストラップなどを付けておけるパーツ(Dストラップ)があり、右側にも反射板兼マジックテープがあり、物を取り付けられるようになっています。
チェストベルトとウエストベルトがあり、装着するとリュックと体との密着度が上がって揺れが減り、疲労軽減に役立ちます。(パーツは大きく耐久性のありそうなガッチリ系)

登山など、重い荷物を背負ってハードに動く時に役立つ。
なで肩の人でもチェストベルトを付ければショルダーのズレ落ちがなくなり、ストレスが減る。
チェストベルトは上下にスライドさせて位置を変えられるので、体格に合わせて調整しやすいです。
ウエストベルトは取り外し可能。
結構しっかり備え付けられているので、外すのに5分程度時間がかかりますが、使わなくて邪魔な時は外しておくとスッキリとした見た目になります。
底
底の部分は耐久性に優れた厚手の素材(840デニールリサイクルナイロン)を使っていて擦っても傷が付きにくい作り。
上部
上部には手持ちできる取っ手が一つ。
持ち運ぶこともできます。
また、穴が開いていて「ハイドレーション」という水分補給方法にも対応可能。
リュック内の水袋に取り付けたチューブを穴に通すことで歩きながら水分補給できます。

本格的な登山で使うやつ。
モバイルバッテリーのコードを通して充電しながらスマホを操作する使い方もできる。
内部に水袋を取り付けられるマジックテープもありますが、これも使わない時は別の物をひっかけておけます。
背負ってみた状態の見た目
背負ってみた着用イメージを見ていきます。(身長175㎝/男)
〇中身空っぽの状態で背負ってみた後ろからの様子↓
〇中身空っぽの状態で背負ってみた横からの様子
〇荷物をマックスで入れた状態で後ろから見た様子
〇荷物をマックスで入れた状態で横から見た様子
大きめの見た目の印象です。
ノースフェイス ビッグショット 33Lの機能性・ポケットレビュー
次に機能性や各部分のポケット・内部構造を見ていきます
メイン収納1
メイン収納は非常に広々とした作り。
着替えやテキストなど、なんでも入る感じです。

街歩きや通勤・通学などの普段使いはもちろん、2泊3日の旅行とかにピッタリ。
色々区分けされているポケット付きなので、小物類を入れるのに適しています。
上部のポケットはメッシュ状。(ファスナーはYKK製)
内部にはフックが付いていて、鍵などを引っかけておけます。
下部にもポケットが二つあります。
背面部には「17インチ以下のPC収納スペース」と「タブレット用収納スペース」がそれぞれ1つずつあります。

奥の方がPC用、手前がタブレット用。
PC用の方が深く、タブレット用の方が浅い作り。
「ネオプレーン」と呼ばれる、耐熱性や耐寒性、耐久性に優れた素材を使っていて、生地に少し伸縮性があるのが特徴的。
背中部分のクッションはかなり厚く弾力があるので、パソコンやタブレットを入れておいても安心だと思います。

クッション薄いと心配になるけど、ビッグショットは安心感がある。
手持ちの15.6インチのパソコンとkindleが収納できます。(※一応17インチまでのパソコンが入るとされていますが、パソコン本体が分厚い場合は16インチ辺りが限界だと思います)
サブ収納
フロント部分にサブ収納が2つあり。
右側から入れるポケットと左側から入れるポケットがあり、内部は繋がっておらず、左側から入れるポケットの方が大きい作りです。
左から入れるポケットはマンガの単行本を横に並べて3冊ピッタリ収まるサイズ感。
右から入れるポケットはマンガ2冊が半分まで収まるサイズ感です。
自立力について
リュックの構造的に背面のクッションが下の方まで伸びて少し出っ張っているので、自立はしないタイプです。
ノースフェイスのリュックで自立力が良いタイプが欲しいなら底が平らな「ヒューズボックス2」や「ボルト27L」がおすすめです。
実際に荷物がどれだけ入るか実験
実際に荷物が最大どれだけ入るか試してみた結果、これだけの量が入りました↓
【メインの収納スペース】
パソコン(15.6インチ)/お弁当箱
タオル/スポーツウェア上下(半袖半ズボン)
パーカー/スウェット
Tシャツ2枚/パンツ2枚/靴下2セット
筆箱/ノート・テキスト類10冊/財布
【サブの収納スペース】
モバイルバッテリー
【サイドポケット】
500mlのペットボトル/折りたたみ傘

たっぷり入る。
ノースフェイス ビッグショット 33Lのメリット
ビッグショット33Lを使ってみて感じたメリットは以下の通り。
収納スペースが広大
背負い心地が良い
耐久性が高め
ウエストベルトが取り外せる
撥水加工がありがたい
カラーのラインナップが豊富
収納スペースが広大
33Lの大容量設計ということもあり、沢山荷物が入る。
多分このサイズ感なら、よっぽど長期間の旅行とかではない限り、荷物が入らなくて困るとはならないと思います。
背負い心地が良い
背中が当たる部分は柔らかく通気性に優れている。
また、背骨の形に沿って作られた溝「スパインチャンネル構造」によって、背骨への負担が少なく、ピッタリフィットした背負い心地で快適さがバツグンです。

肩に当たる部分のパッドは厚く作られていて痛くなりにくいのもポイント。
耐久性が高め
外側も内側も全体的に高耐久な素材を使っていて、生地が頑丈な印象。
ファスナーはYKK製、ショルダーベルトやチェストベルトなどのパーツは大きめのガッチリタイプで、底も傷が付きにくい素材。
背中部分の厚みもだいぶあり、クッション性が高めです。

ハードな使用にも耐えられる作り。
パソコンとか入れておいてもまあまあ安心。
ウエストベルトが取り外せる
ウエストベルトは取り外し可能な仕様。
取り外しがしにくい所はイマイチですが、軽い荷物しか入れない時や、見た目のデザイン的にベルトが必要無い人にはメリットだと思います。
撥水加工がありがたい
撥水が施されているので、少量の雨くらいなら大丈夫な仕様。
この点はメリットです。
カラーのラインナップが豊富
10種類くらいカラー展開されているので、好みのデザインを選びやすいと思います。
ノースフェイス ビッグショット 33Lのデメリット
ビッグショット33Lを使ってみて感じたデメリットは以下の通り。
重量がそこそこある
荷物をそこまで入れないなら若干デカいかも
値段は平均的
防水加工ではない
荷物をそこまで入れないなら若干デカいかも
大容量なところがメリットのビッグショットですが、あまり荷物を入れない予定ならちょっとサイズが大きすぎるかも。
もう少し小さめでOKという方や、大きいサイズ感はちょっと…という女性には27Lの「ホットショット27L」や「ボルト27L」がおすすめです。

ホットショット27Lもボルト27Lもとても人気がある。
ホットショットの方が機能性と耐久性が高く、ボルトの方が安くて軽い。
重量がそこそこある
約1000gの設定で、33L前後のリュックの中では割りと重い。
素材がしっかりしていて高耐久ゆえにこの点は仕方ないですが、軽さを最重視するなら向いてないと思います。
値段は平均的
価格は特に高すぎないですが、安すぎることもない印象。
頑丈な作りで長く使えるタイプではありますが、コスパや軽さ重視なら「ボルト27L」やコールマンの「ウォーカー25」や「ウォーカー33」の方がおすすめです。
防水加工ではない
ビッグショットは撥水加工で完全な防水加工じゃないので、濡れることが予想されるシーンで使うならちょっと微妙。
同じくノースフェイスから発売されている「ヒューズボックス2」はホットショットより少し重くはなりますが、雨に強い仕様なので、防水対策のリュックが欲しい方にはおすすめです。
性能を7項目で評価
性能を7項目で評価していきます。【各10点満点】
収容力:9.5/10点
大容量の33Lなので、収納力はトップクラスだと思います。
背負いやすさ:9.5/10点
先述した通り、背中が当たる部分は柔らかくて通気性が良く、さらに背骨部分の負担を減らす構造になっている。
ショルダー部分のパッドは厚く作られていて、バツグンに背負い心地が良いと思います。

ウエストベルトとチェストベルトが備え付けられている所も高評価ポイント。
機能性:9~9.5/10点
背負い心地や耐久性、通気性について多くの工夫が施されていて、ウエストベルトとチェストベルトも装備。

ウエストベルトは取り外し可能。
撥水加工もされていてハイレベルな機能性という印象です。
軽量性:7.5/10点
約1000gの設定はリュックの中ではやや重めの部類。
重すぎることはないですが、同じ位の大きさでもっと軽いリュックが良いなら、「ウォーカー33(約685g)」の方が向いています。
頑丈さ:9~9.5/10点
頑丈さはアウトドア用リュックの中でかなり優れている印象。
底は840デニールリサイクルナイロン、その他の部分は420デニールナイロンを使っていて、衝撃や傷に強く、ファスナーはYKK製、そして各パーツも大きめで耐久性が高いと思います。

重さがある分、頑丈な作り。
壊れにくいと思う。
デザイン・質感:9/10点
非常にオーソドックスなデザインですが、質感は高級な感じ。
大人気ゆえにカラーのラインナップが沢山あるので、その点も非常にメリットだと思います。
コスパ:8/10点
コスパは33Lリュックの中では標準的。
もっと安いリュックは沢山ありますが、機能性が高く、収納力も良好で頑丈な作り。
そして何より信頼と実績のある「ノースフェイス」の主力リュックなので、決して高すぎることはないと思います。

高品質で長く使える逸品。
類似・競合リュックの紹介
ライバルリュックを紹介していきます。
ノースフェイス ホットショット 27L
幅30.5㎝×高さ50㎝×奥行20㎝、約920gの27Lバージョン。
ビッグショットと同格の機能性を持ちつつ、一回り小さいサイズのリュックを使いたい方におすすめです。

ビッグショットに並ぶ大定番。

ノースフェイス BC ヒューズボックス2
ボックス型の人気リュック。(幅31.5㎝×高さ45.5㎝×14㎝、約1065g、30L)
四角い形状で雨に強いタイプが良いならヒューズボックスの方がおすすめです。

教科書などの四角いものを入れるのに適したタイプ。
自立しやすいのもポイント。
ノースフェイス ボルト 27L
コスパと軽量性に優れた人気リュック。(幅30㎝×高さ47㎝×奥行18㎝、27L、約770g)
耐久性や機能性、収納量はビッグショットに負けますが、もっと安くて軽いリュックを使いたい方にはおすすめです。

ベルトなどの装飾が少なく、各パーツの頑丈さもビッグショットと比べるとそこそこな感じだけど、シンプルでスッキリとした見た目。
ホットショットやビッグショットの約半額の価格設定。

コールマン ウォーカー 33
コールマンの人気シリーズ「ウォーカー」の幅34㎝×高さ51㎝×奥行22㎝の33Lバージョン。(約685g)
ビッグショットに耐久性や機能性は負けますが、もっと軽くてコスパの良い33Lリュックです。

ノースフェイス ビッグショット33Lはこんな人におすすめ
- 快適な背負い心地を求める人
- 大容量の収納スペースが欲しい人
- 耐久性重視の人
- 機能性重視の人
こんな人には向いてない
- 完全防水仕様を求める人
- 価格の安さ重視の人
- 軽さ重視の人
- 小ぶりのサイズ感のリュックを欲しい人
大容量で優れた機能性と耐久性を持つ大定番リュック
今回は「ノースフェイス ビッグショット 33L」のレビューを書いてきました。

心地良い背負い心地、優れた機能性と耐久性が魅力のリュック!
荷物がいっぱい入り、背負いやすく、なおかつ機能性と耐久性にも優れた超定番の人気リュックを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回は以上です。
【今回紹介したリュック&バッグ一覧】