
ノースフェイスのリュック「ホットショット27L」と「ビッグショット33L」ってどっちが自分に合うかな?
詳しく違いを知りたい!
今回は上記の方へ向けて、ノースフェイスのホットショット27Lとビッグショット33Lを実際に使ってみた立場から徹底比較し、違いを解説していきます。
本記事の内容
- スペックの違いを解説
- 使用感の違いを解説
- おすすめの選び方を解説
結論は以下の通りです↓
ビッグショット33Lの方が荷物が沢山入り、アウトドアや2泊3日の旅行でも使える
ホットショット27Lの方が適度なサイズ感でスタイリッシュな見た目
ホットショット27Lはメインの収納2つ、ビッグショット33Lはメインの収納1つとサブ収納2つの仕様
PCスリーブはホットショット27Lが15インチ以下、ビッグショット33Lが17インチ以下対応
荷物が多いならビッグショット、普段使いならホットショットがそれぞれおすすめ
個別のレビュー記事はこちら↓
☑ホットショット27L

☑ビッグショット33L

ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
ノースフェイス ホットショット27Lとビッグショット33Lのスペック比較
まずは2つのスペックを確認していきます。
サイズ・容量・重さ・型番の違い
ホットショット27L | ビッグショット33L | |
幅30.5㎝×高さ50㎝×奥行20㎝ | サイズ | 幅32.5㎝×高さ54㎝×奥行20㎝ |
27L | 容量 | 33L |
約920g | 重さ | 約1000g |
NM72302 | 型番 | NM72301 |
若干ホットショット27Lの方が小さい仕様。
容量27Lは普段使いには十分なサイズ感で、通勤・通学に使いやすく、大きすぎない見た目なので割とスタイリッシュな服装にも合いやすい。
一方、ビッグショットの容量33Lはかなり大きなサイズ感で、アウトドアや2泊3日の旅行などにピッタリのタイプです。

荷物が適度な人やほどほどのサイズ感のシルエットを好む人にホットショットは人気。
ビッグショットは荷物の多い中高生や、旅行者に人気がある。
重さはどちらも約1キロあり、30L前後のリュックの中ではやや重めです。

頑丈で機能性が高いから、その分重い。
素材の違い
素材はホットショットもビッグショットも底は【840デニールリサイクルナイロン】、底以外は【420デニールリサイクルナイロン】。

リサイクル素材が使われた地球に優しいリュック。
外観の違い
ホットショット27L↓
ビッグショット33L↓
サイズ感は違いがありますが、その他の外観は似ている。

撥水加工が施されていて、多少の雨程度なら弾いてくれる。
違いとしては、本格的な山登りの際にカラビナや紐を通して登山用具をぶら下げておけるナイロンベルト「デイジーチェーン」がホットショットは中央に1つ、ビッグショットは左右に1つずつあります。
また、ビッグショットはフロント部分にサブ収納があり、左右から物を入れられるようになっています。
一方、ホットショットはフロント部分にサブ収納がない仕様です。
フロント部分にサブ収納があるリュックが欲しいならビッグショットが向いています。
カラー・デザインの違い
デザインのラインナップは両方とも10種くらいあり、かなり多めのラインナップ。
好みのデザインを選びやすいと思います。
▼ホットショットのデザイン
ブラック/サミットゴールド/ブラック×サミットゴールド
TNFブラック×TNFレッド/TNFブラックトポプリント
TNFネイビー/TNFパープル/アーモンドバター
▼ビッグショットのデザイン
ブラック/RDアイボリーHD/TNFネイビー
ティンバータン/ニュートーグリーン/ティンバータン
ジンググレーレザー/ユーティリティブラウンカモ

人気なのはブラック。
毎年入れ替わりで色んなデザインが発売されている。
価格の違い
価格はホットショット27の方が2000円前後安い。
とはいえ、大きくは変わらないので、必要なサイズ感で選ぶと良いと思います。
ノースフェイス ホットショット27Lとビッグショット33Lの使用感の違い
以下の点を比較していきます↓
収納スペース
機能性
背負ってみた状態の見た目
入る荷物の量
収納スペースの違い
ホットショット27Lはメインの収納スペースが2つ、ビッグショット33Lはメインの収納スペースが1つとフロント部分にサブ収納が2つある作り。
両方ともサイドにメッシュ状のポケットがあり、飲み物や折りたたみ傘を収納できます。
【両方共通】メインの収納スペース①
どちらも非常に広々とした作りで荷物がたくさん入る。
特にビッグショット33Lは広大です。
ビッグショット33L↓
ホットショット27L↓
ビッグショットは色々区分けされているポケット付きなので、小物類を入れておけます。
上部のポケットはメッシュ状。(ファスナーはYKK製)
内部にはフックが付いていて、鍵などを引っかけておけます。
下部にもポケットが二つあります。
ビッグショットもホットショットもメイン収納の背面部には「PC収納スペース」と「タブレット用収納スペース」がそれぞれ1つずつあります。
PC収容スペースはビッグショットが17インチ以下対応、ホットショットが15インチ以下対応です。

奥の方がPC用、手前がタブレット用。
PC用の方が深く、タブレット用の方が浅い作り。
「ネオプレーン」と呼ばれる、耐熱性や耐寒性、耐久性に優れた素材を使っていて、生地に少し伸縮性があるのが特徴的。
背中部分のクッションはかなり厚く弾力があるので、パソコンやタブレットを入れておいても安心だと思います。

クッション薄いと心配になるけど、ビッグショットやホットショットは安心感がある。
ビッグショットに15.6インチのパソコンとkindleを収納した様子↓
【ホットショット27Lのみ】メインの収納スペース②
ホットショット27Lはメイン収納1の手前にもう一つ大きめの収容スペースあり。
こちらは色々区分けされているポケット付きで、小物類を入れるのに適しています。

ビッグショットは1つの広大なメインの収納スペースにポケットがあり、ホットショットはメインの収納スペースが2つに分かれていて、小さいほうの収容スペースにポケット類がある。
上部のポケットはメッシュ状。(ファスナーはYKK製)
内部にはフックが付いていて、鍵などを引っかけておけます。
下部にもポケットが二つあります。
【ビッグショット33L】サブ収納
ビッグショットはフロント部分にサブ収納が2つあり。
右側から入れるポケットと左側から入れるポケットがあり、内部は繋がっておらず、左側から入れるポケットの方が大きい作りです。
左から入れるポケットはマンガの単行本を横に並べて3冊ピッタリ収まるサイズ感。
右から入れるポケットはマンガ2冊が半分まで収まるサイズ感です。
【両方共通】サイドポケット
側面にはポケットがそれぞれ1つずつ配備。
500mlのペットボトルと折りたたみ傘を収納できます。
機能性の違い
先述した通り、「デイジーチェーン」がホットショットは中央に1つ、ビッグショットは左右に1つずつ装備されている違いはありますが、それ以外の機能性は2つとも同じ。
素材は底が【840デニールリサイクルナイロン】、底以外は【420デニールリサイクルナイロン】が使用されていて、高耐久かつ撥水加工がされています。
ファスナーは安心安全のYKK製。
大きく頑丈です。
一番大きな収納スペースのファスナー部分には雨避けのための被せ/ジッパーフラップが付いていて、少量程度ならファスナー部分からの雨の侵入を防げる仕様。
被せをめくるとこんな見た目になります。
めくった方が開閉はスムーズなので、雨が降っていない時はめくっておくのもアリだと思います。
サイドベルト(コンプレッションベルト)が左右に2つずつ付いていて、幅は絞れるので荷物が少ない時は薄めの見た目にできます。(下のベルトは飲み物の固定にも役立つ)
背面部はメッシュ素材が使われていて、通気性が良い。
背骨が当たる部分に溝を設けた「スパインチャンネル構造」によって負担が少なく、疲れにくい作りとなっています。
メッシュの表面には溝が複数あり、蒸れを逃がす作り。
さらに柔らかくクッション性があるので、背負い心地はバツグンの印象です。

クッションがかなり厚め。
ソフト。
ショルダー部分は太くて厚めのしっかりとした質感のパッドを採用。
肩への負担を減らしつつ、通気性を高める特殊な構造となっています。

ショルダー部分の裏側はメッシュ素材。
蒸れにくい。
ショルダーの左側にはストラップなどを付けておけるパーツ(Dストラップ)があり、右側にも反射板兼マジックテープがあり、物を取り付けられるようになっています。
チェストベルトとウエストベルトがあり、装着するとリュックと体との密着度が上がって揺れが減り、疲労軽減に役立ちます。(パーツは大きく耐久性のありそうなガッチリ系)

登山など、重い荷物を背負ってハードに動く時に役立つ。
なで肩の人でもチェストベルトを付ければショルダーのズレ落ちがなくなり、ストレスが減る。
チェストベルトは上下にスライドさせて位置を変えられるので、体格に合わせて調整しやすいです。
ウエストベルトは取り外し可能。
結構しっかり備え付けられているので、外すのに5分程度時間がかかりますが、使わなくて邪魔な時は外しておくとスッキリとした見た目になります。
底の部分は耐久性に優れた厚手の素材(840デニールリサイクルナイロン)を使っていて擦っても傷が付きにくい作り。
上部には手持ちできる取っ手が一つ。
持ち運ぶこともできます。
また、穴が開いていて「ハイドレーション」という水分補給方法にも対応可能。
リュック内の水袋に取り付けたチューブを穴に通すことで歩きながら水分補給できます。

本格的な登山で使うやつ。
モバイルバッテリーのコードを通して充電しながらスマホを操作する使い方もできる。
内部に水袋を取り付けられるマジックテープもありますが、これも使わない時は別の物をひっかけておけます。
自立力について
ホットショットはリュックの構造的に下に置いた時に地面に対して少し前傾姿勢になりやすい。
荷物が少ない時や上の方に重いものを入れると倒れやすいですが、底の方にある程度の荷物を詰めておくと自立する感じです。

荷物の入れ方によって倒れたり自立したりするタイプ。
ビッグショットは背面のクッションが下の方まで伸びて少し出っ張っているので、自立はしないタイプです。
ノースフェイスのリュックで自立力が良いタイプが欲しいなら底が平らな「ヒューズボックス2」や「ボルト27L」がおすすめです。
背負ってみた状態の見た目
背負ってみた着用イメージを見ていきます。(左がホットショット27L、右がビッグショット33L)(身長175㎝/男)
〇中身空っぽの状態で後ろから見た様子↓
〇中身空っぽの状態で横から見た様子↓
〇荷物をマックスで入れた状態で後ろから見た様子
〇荷物をマックスで入れた状態で横から見た様子
やはりビッグショットの方が高さがあり、少し厚い見た目です。
入る荷物の量の違い
実際に荷物が最大どれだけ入るか試してみた結果、入る量は以下の違いがありました↓
▼両方とも入った物
パソコン(15.6インチ)/お弁当箱
タオル/スポーツウェア上下(半袖半ズボン)
パーカー/スウェット
筆箱/ノート・テキスト類10冊
財布/500mlのペットボトル&折りたたみ傘
▼ホットショット27Lに入らずビッグショット33Lに入った物
Tシャツ2枚/パンツ2枚/靴下2セット
モバイルバッテリー
6Lの違いはTシャツ2枚/パンツ2枚/靴下2セットとモバイルバッテリー分くらいの印象です。

普段使いや日帰り旅行、1泊2日の旅行にはホットショット27L、荷物が多い人やアウトドア用途、2泊3日~3泊4日の旅行ならビッグショット33Lが向いている。
〇ホットショット27Lに入った荷物↓
〇ビッグショット33Lに入った荷物↓
ノースフェイス ホットショット27Lとビッグショット33Lのおすすめの選び方
おすすめの選び方をまとめていきます。
ホットショット27Lが向いている人
- 普段使いがメインの人
- 通勤・通学で使う予定の人
- 丁度良いサイズ感のシルエットを好む人
- 大きな収納スペースが2つある作りを求める人
ビッグショット33Lが向いている人
- 大容量のリュックを使いたい人
- 荷物が多い中高生
- アウトドアでの使用がメインの人
- 2泊3日の旅行でも使えるリュックが欲しい人
- 大きな収納スペース1つとフロント部分にサブ収納が2つある作りを求める人
まとめ:普段使いならホットショット27L、旅行やアウトドア使いならビッグショット33Lが向いている
今回はノースフェイスのリュック「ホットショット27L」と「ビッグショット33L」を徹底比較してきました。
普段使いならホットショット27L、大容量さを求めるならビッグショット33Lがそれぞれ良いと思います。
というわけで、今回は以上です。
【今回紹介したリュック&バッグ一覧】