
グレゴリーのリュック「コンパス30」ってどんな使用感なんだろう?
実際に使っている人のレビューが知りたい。
今回は上記の方へ向けて、「グレゴリー コンパス 30」(GREGORY COMPASS 30)を使ってみたレビューをしていきます。
本記事の内容
- 基本情報まとめ
- 旧型との違い
- 実際に使ってみてわかった感想レビュー
- 性能を7項目で評価
- 類似・ライバル商品を解説
スペックや詳細情報を盛り込みつつ使用感を詳しく書いていくので、
- どういった特徴を持っているのか知りたい方
- 使用感やサイズ感、感想が気になる方
はご覧ください。
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
グレゴリー コンパス30の基本情報・スペックまとめ
サイズ | 幅34㎝×高さ51㎝×奥行20㎝ |
容量 | 30L |
重さ | 約685g |
素材 | ナイロン50%/ポリエステル50% |
大容量の30Lの仕様。
沢山荷物を詰められるリュックを使いたい方に向いているタイプです。

環境に優しい素材が使われた地球に優しいリュック。
また、重量は30L辺りのリュックの中ではとても軽い約685gの設計。
疲れにくいです。

良い。
色のラインナップ
カラーは4種あります。
ユニバースブラック/オプシダンブラック
ディープネイビー/シルバーブラック
飛行機の機内持ち込みは可能
一般的な飛行機の国内線・国際線の機内持ち込みできるリュックの大きさは3辺の合計が115cm以内。
なおかつ3辺それぞれの長さが40cm×55cm×25cm以内で重量7~10kgまでとなっています。

重さはJALやANAが10キロ、格安航空会社(LCC)は7キロまでが多い。
コンパス30は幅34㎝×高さ51㎝×奥行20㎝なので、機内持ち込み可能です。
グレゴリー コンパス30のデザイン・外観レビュー
次に外観についてレビューを書いていきます。
正面
シンプルかつ長方形っぽいフォルム。
普段使い・通勤・通学・レジャー・旅行等、ジャンルを問わず背負えるデザインです。

いいね。
中央部分はしっかりした質感で、外回りの部分はツルツルした触り心地の柔らかい質感。

撥水加工が施されていて、多少の雨なら弾く仕様。
前面部のサイドにあるベルトは「デイジーチェーン」と呼ばれるパーツで、本格的な山登りではカラビナや紐を通して登山用具をぶら下げておけます。
ロゴ
ロゴはプリントが施されているタイプ。
「GREGORY」の文字がカッコよく仕上がってます。

定番ロゴ。
ファスナー部分
ファスナーはすべて安心安全のYKK製を採用。
大きく頑丈です。
側面
右側の側面にはボトルホルダーが1つ配備。
500mlのペットボトルや折りたたみ傘を収納できます。
サイドベルト(コンプレッションベルト)が左右に2つずつ付いていて、幅は絞れるので荷物が少ない時は薄めの見た目にできます。(下のベルトは飲み物の固定にも役立つ)

中身が少ないとリュックの中で物が動いて疲れるけど、コンプレッションベルトで幅を絞ると、荷物の揺れが減らせる。
背面部
背面部はメッシュ素材が使われていて、通気性が良い。
クッションの厚みはそこそこな感じです。

軽量化のために少し薄めのタイプを使用している印象。
ショルダー部分は太くて厚めのしっかりとした質感のパッドを採用。

トレイル用にも使われているグレゴリーの本格的なショルダーハーネスを採用している。

ショルダー部分の裏側はメッシュ素材。
蒸れにくい。
ショルダーの両側には物を取り付けられるバンドが付いています。
チェストベルトがあり、装着するとリュックと体との密着度が上がって揺れが減り、疲労軽減に役立ちます。

登山など、重い荷物を背負ってハードに動く時に役立つ。
なで肩の人でもチェストベルトを付ければショルダーのズレ落ちがなくなり、ストレスが減る。
チェストベルトは上下にスライドさせて位置を変えられるので、体格に合わせて調整しやすいです。(頑丈な作り)
上部
上部には手持ちできる取っ手が一つ。
持ち運びやすい作りです。
底
底の部分は上部や側面と同じ素材が使われています。
また、上部と同じタイプの取っ手が付いています
自立力について
コンパス30は底が広くて平らなので荷物を詰めた時に自立しやすい。
自立できるかできないかを重視している方も多いので、この点はメリットでしょう。
グレゴリー コンパス30の機能性・ポケットレビュー
次に機能性や各部分のポケット・内部構造を見ていきます

コンパス30はメインの収納スペースが1つ、PC収納スペースが1つ、上部にサブ収納が1つある作り。
メイン収納1
メイン収納は非常に広々とした作り。
スーツケースのようにファスナーが180度開き、物の出し入れがしやすい所が特徴的です。

パッキングや整理整頓しやすい。
街歩きや通勤・通学などの普段使いはもちろん、2泊3日~3泊4日の旅行とかにピッタリ。
背中側が開く設計なので、背負いながら中の物を取り出すのは厳しい一方、海外旅行などでは盗難被害に遭いにくいメリットがあります。

コンパスは30の他に一回り大きいサイズのコンパス40があるけど、どちらも海外旅行をする人たちに厚い支持を受けている。
背面部には2つのメッシュ素材のポケットがあり、ジッパーで開閉可能。

結構深さ&広さがある。
PC収納スペース
最も背中に近い部分にはPC収納スペースがあります。

15.6インチのパソコンをソフトケースに入れた状態でも収納可能な広さ。(ピッタリ)
PC収納スペースには広めのポケットも付いているので、折りたくない書類や雑誌類を入れておくのに向いていると思います。
サブ収納
上部にサブ収納が1つあります。

500mlのペットボトルを3本入れてジッパーが締まるくらいのサイズ感。(4本目は入らない)
内部にはジッパー付きのメッシュポケットも配備。
ポケットの中にはフックが付いていて、鍵などを引っかけておけます。
グレゴリー コンパス30のメリット
コンパス30を使ってみて感じたメリットは以下の通り。
超軽い
収納スペースが広大
整理整頓しやすい
防犯対策が高め
耐久性が高め
撥水加工
超軽い
約680g程度の軽量設計で非常にラク。
リュックは重いものだと単体で1~1.5kgくらいするので、それらと比較するとかなり体への負担は小さいです。
収納スペースが広大
30Lの大容量設計ということもあり、沢山荷物が入る。
多分このサイズ感なら、よっぽど長期間の旅行とかではない限り、容量では困らないと思います。
整理整頓がしやすい
スーツケースのように大きく開閉するので、整理整頓しやすく、どこに何があるのかを把握しやすい。
収納の仕方を工夫して物を入れたい方や、開口部が大きく開くリュックを欲しい方にピッタリだと思います。

コンパスシリーズ最大の特徴。
防犯対策が高め
先述した通り、メイン収納は背中部分がカパッと開くので、盗難被害に遭いにくい。
海外旅行で知らないうちに後ろからジッパーを空けられて物を盗まれることを懸念している場合におすすめです。

安心感がある。
耐久性が高め
ジッパーはYKK製で、生地もまあまあ丈夫な印象です。

軽いリュックは耐久性が落ちる傾向があるけど、コンパス30は良好な耐久性だと思う。
撥水加工
撥水加工が施されているので、少量の雨くらいなら大丈夫な仕様。
この点はメリットです。
グレゴリー コンパス30のデメリット
コンパス30を使ってみて感じたデメリットは以下の通り。
防水加工ではない
背負った状態だと内部にアクセスしにくい
防水加工ではない
コンパス30は撥水加工で完全な防水加工じゃないので、濡れることが予想されるシーンで使うならちょっと微妙。

雨が降っているときは傘を差したり、レインカバーを付けておくと安心だと思う。
背負った状態だとメイン収納にアクセスしにくい
メイン収納は背面部がカパッと開く設計なので、背負った状態でアクセスするのはやや難しい。
ただ、物を取り出しにくい反面、盗まれにくくもなるので、良い面と悪い面を天秤にかけて自分に合うか検討すると良いと思います。

上部にサブ収納、サイドにボトルホルダーがあるから、よく使う物はそこに入れておけばOK。
性能を7項目で評価
性能を7項目で評価していきます。【各10点満点】
収納力:9/10点
メイン収納が1つ、サブ収納が1つ、PC収納スペースが1つある30Lなので、収納力はとても良いと思います。

兄弟モデルに40Lのコンパス40もあるから、長期の旅行で使うなら40も検討すべし。
背負いやすさ:9/10点
背中が当たる部分は柔らかく通気性に優れている。
また、人間工学に基づいたグレゴリー独自のショルダーを採用し、快適です。

肩に当たる部分のパッドは厚く作られていて痛くなりにくいのもポイント。
また、チェストベルトが備え付けられている所も高評価ポイントです。
機能性:9/10点
背負い心地や防犯性、通気性について多くの工夫が施されていて、チェストベルトも装備。

背面部とショルダーの裏側はムレにくいメッシュ仕様。
コの字に開くスーツケースのような構造でパッキングがしやすく、撥水加工もされていて優れた機能性という印象です。
軽量性:9~9.5/10点
約680gの設定は非常に軽量な部類。
疲れにくさ重視の方にイチオシです。

特に格安航空会社(LCC)の機内持ち込みは7キロまで多いから、海外旅行に使うならこの軽さは最高。
頑丈さ:8.5~9/10点
頑丈さは「アウトドア用リュックの中でやや優秀」辺り。
軽くて素材も柔らかい印象なので、重くて硬い物を沢山入れるならもっとゴツくて高耐久素材を使った重量級リュックの方が良いと思いますが、普通に使う分には必要十分だと思います。
また、ジッパーがYKK製で丈夫な感じがするので、その点は安心です。
デザイン・質感:9/10点
スタイリッシュで洗練された見た目かつ、質感も良質な印象。
良いデザインだと思います。
コスパ:7.5/10点
価格は30Lリュックの中ではやや高め。
もっと安いリュックは沢山ありますが、スーツケースのように大きく開く作りで、なおかつ信頼と実績のある「グレゴリー」製の30Lということを踏まえると、妥当なラインかなという印象です。
類似・競合リュックの紹介
ライバルリュックを紹介していきます。
グレゴリー コンパス40
10L多い40Lのバージョン。(幅34㎝×高さ55㎝×奥行25㎝、約880g)
サイズが大きいという以外に、コンパス40は下部にシューズを入れるジッパー付きのスペースがあります。

機内持ち込みできる限界のサイズ。
旅行が3泊4日辺りならコンパス30、1週間以上ならコンパス40が向いている。
30の方が軽くてコンパクト、40の方が大容量。
ノースフェイス ビッグショット 33L
ノースフェイスの大人気リュック。(幅32.5㎝×高さ54㎝×奥行20㎝、約1000g、33L)
コンパス30に軽さは負けますが、もっと高耐久かつ一般的なフォルム/内部構造のリュックです。

ノースフェイスのベストセラー。
コンパス30より少し安い。

コールマン ウォーカー 33
コールマンの人気シリーズ「ウォーカー」の幅34㎝×高さ51㎝×奥行22㎝の33Lバージョン。(約685g)
ビッグショットに耐久性や機能性は負けますが、もっと軽くてコスパの良い33Lリュックです。

軽さとコスパに優れたオーソドックスなリュック。

グレゴリー コンパス30はこんな人におすすめ
- 快適な背負い心地を求める人
- 広々とした収納スペースが欲しい人
- 軽さ重視の人
- スーツケースのように開く設計のリュックが欲しい人
- 防犯性重視の人
こんな人には向いてない
- 完全防水仕様を求める人
- 標準的な構造のリュックを欲しい人
- コスパ重視の人
軽さ/大容量/パッキングのしやすさ/防犯性が特徴の30Lリュック
今回は「グレゴリー コンパス 30」のレビューを書いてきました。

圧倒的な軽さと容量、背負いやすさ、スーツケースのように大きく開き荷物を入れやすい所、防犯性が魅力のリュック!
軽くて荷物がいっぱい入り、機能性にも優れていて、荷物を入れやすいリュックを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回は以上です。
【今回紹介したリュック&バッグ一覧】